摔跤とは中国において発展した組技を中心とした武術です。
その起源は古代中国に始まり、現代にいたるまで様々な経緯のもと伝承、発展してきました。
中国国内では現在でも各地に民族摔跤があり、練習法や競技のルールも異なりますが伝承が続いています。
その技術を統合し国際的な発展と普及を目指して摔跤ルールの統一化が進んでいます。
また中国や臺灣において単に「摔跤」と表記した場合はオリンピック競技でもある「西洋式レスリング」を指す場合が多く、中国、臺灣国内
においても「中国式摔跤」「中國式摔跤」「功夫跤」と表記して区別しています。
(※このホームページにおいては「摔跤」と表記した場合「中国式摔跤」のことを指します。 )
練習法は基礎的な単独動作から始まり、套路(型、一連の連続動作)、倒法(受身)、摔法(投げ技)などを行います。
単独練習や套路が多い点では中国伝統武術や日本の一人型、二人型を中心に行う武道と似ていますが、ルールの在る試合がある点で相撲・柔術・柔道(※1)や西洋レスリングなどの格技・武術と似ています。
どちらの特徴も兼ね備えている為、練習法が豊富でより幅広い年代の方、様々なニーズに対応して段階的に組技を体験する事が出来る体系となっています。
駒井の個人的な見解としては、套路稽古中心の中国武術を行っている方には試合があることで実用性の検証の場を提供でき、試合中心の組技系を行っている方には一人稽古の豊富な体系を提供し、結果として両者を繋ぐ架け橋にもなり得るのではないかと可能性を感じています。
(※1 ルール的には試合での打撃の禁止は柔道やレスリングと同様、倒れて以降の寝技がない点は相撲と同様。)
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